南アフリカでシャークケージダイビングをしてきました。
シャークといっても、スキューバダイビングで見かけるようなハンマーヘッドや可愛らしいリーフシャークではありません。そいつはジンベイザメほど大きくはありません。けれど凶暴なやつです。そう、サメの中のサメ、The king of shark、鮫の代名詞と言われ、映画「JAWS(ジョーズ)」のモデルとなったホホジロザメです。
ホホジロザメを海に沈めた鉄格子の中から観察するケージダイビングです。
ここ南アフリカのハマナスを拠点とする近海は、旅行ツアーを組めるほど、高確率でホホジロザメに遭遇できる世界有数のエリアです("本場"と思われるオーストラリア人と米国カリフォルニア人も参加していたんですよ)。
それは沖合にGeyser Rockという40,000頭からのあざらしの一大群生地があるからです(注:ケープ半島付近にあるシールアイランドとは位置も規模もはるかに違う)。本来は移住生活するホホジロザメもこの圧倒的な捕食対象の数からして留まざるを得ません。
このあたりの海峡はShark Alley「サメの通り道」という名がついています。Shark Alley自体はそれほどでもありませんが、ここまでの往復路が激しい揺れに見舞われます。船に弱い人は酔い止め薬を用意して、遠くの陸地を眺めているようにしてるとよいでしょう。この間にヘロヘロになってしまうと最後にとどめを刺すのが、アザラシのコロニーから漂ってくる強烈な香りです。腐敗した魚のミンチをペースト状にして土間の漆喰塗り工事をしたような刺激臭です。
ケージは船の真横に下ろします。上部は水面に出ています。したがってスキューバダイビングのライセンスも不要です。水中マスクやマリンブーツ、ウェットスーツを着るので、沈みやすいようにウエイトをつけてくれます。これら機材のレンタル代も基本料金に含まれています。バスタオルも提供されます。
私のときはair(空気)の提供はなく、自分で息を止めて潜りました。その場で立った姿勢で潜るだけなので泳げる必要はないです。水への恐怖心がなくケージに足を乗せて静止できるだけの能力があれば充分です。底はケージが細かく組まれているので足が抜け出ることはありません。ただ側面は見やすいように格子の幅が大きいです。出そうと思えば股の付け根まで差し出せてしまいます。ホホジロザメにお食べと言わんばかりになってしまいます。ケージの天井部分に掴まりながら側面の格子につま先部分を固定できる落ちついた心が必要です。
4〜6人のグループ毎に順番にケージに入りますが、船には専用の更衣室はありません。操縦席のあるキャビン、一段低くなったトイレ前の区画、ウェットスーツをハンギングしている区画、これらの連続した空間とタオル等を駆使して、老若男女一緒に着替えていました。
ケージインを希望せずに船上から眺めているだけでもOKです。逆に天候、海の荒れ等の事情でケージを下ろさないで、サメの喰い付きシーンを眺めるだけの場合もあります。サメも含めて相手は自然ですから。
船長はこの世界では神話的な人。彼らスタッフ独自のノウハウも、地理的な好条件に加えて、さらにホホジロザメとの遭遇率を高めています。詳細はここで、
http://www.fwt.co.jp/index.php今回日本から一括手配してくれた旅行会社です。わりとキワモノを扱ってます。
以下の水中写真は、望遠ズームアップ一切なし! です。サメの巨体全体を捉えようとワイドレンズで、常にワイド側に寄ったまま撮影しました。つまり見たままの彼との距離です。
I have enjoyed Great White Shark Cage Diving.
http://www.sharkcagediving.net/index.html